圧電式パーツフィーダはチタン酸鉛とジルコン酸鉛を主成分とするファインセラミックスを用いた圧電素子を駆動源としています。電圧をかけることによってひずみが生じる圧電効果(Piezo Effect)を利用したダイレクト駆動により振動搬送する画期的なパーツフィーダです。
広い用途に適合した振動機で、各種のボウルをセンターロック又は外周ロックによりボウル位置を任意に取付可能です。標準以外のボウルの取付もトッププレートの取付穴の加工により可能です。駆動部はコイル、鉄心がなく電気的、機槭的にも非常にシンプルであり耐久性に優れています。
- 共振バネの組立時の調整及び50,60Hz地区の変更が不要で、経年変化もなくコントローラの周波数設定により容易に最適の運転が可能です。
- 電圧制御により広い範囲に搬送速度が可変できます。
- 使用環境、電源変動に影響なく安定した振動がえられます。
- 小物、磁気ワークに対して駆動部からの磁気の影響が全くなくツーリングが容易です。
- バネのダイレクト駆動により振動の有効成分が大きく、小物、薄物の跳躍がなく搬送します。
- 圧電素子の電気-機械エネルギー変換効率が高く従来に比べ70%以上の大幅な省エネルギー効果がえられます。
- 専用コントローラの採用により100V、200V共用できます。
振動機外形寸法図
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | O | Q | R | 図番号 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PEF-90A | 90 | 100 | 100 | 50 | 2.3 | 15 | 175 | 80 | 30 | 10 | 7 | M6 | ― | ― | ― | 1 |
PEF-120A | 120 | 130 | 115 | 205 | 110 | |||||||||||
PEF-150A | 150 | 160 | 137 | ― | 225 | 130 | M8 | 4-M5 | 4.5 | 16 | 2 | |||||
PEF-190A | 190 | 210 | 187 | 290 | 180 | 35 | M12 | 3-M5 | 3 | |||||||
PEF-230A | 230 | 260 | 205 | 330 | 220 | 3-M8 | 19 | |||||||||
PEF-300A | 300 | 320 | 225 | 3.2 | 19 | 414 | 270 | 45 | 15 | |||||||
PEF-390B | 390 | 440 | 252 | 26 | 534 | 380 | 50 | M16 | 3-M10 | 6 | 24 | |||||
PEF-460B | 460 | 530 | 304 | 4.5 | 25 | 645 | 465 | 60 | 10 | 4-M10 | 25 |
(単位:mm)
仕様
形 式 | 90A | 120A | 150A | 190A | |
---|---|---|---|---|---|
入力電圧 AC(V) | 0~250 | ||||
消費電流(標準ボウル)(mA) | 8 | 15 | 37 | 65 | |
共振周波数(標準ボウル)※1(Hz+/-10Hz) | 255 | 240 | 233 | 210 | |
ばね角度(標準)(θ°) | 15 | ||||
圧電素子型式 | SR-1639B | SR-2443B | SR-3860B | SR-5086A1 | |
圧電素子使用枚数(枚) | 2 | ||||
塗装色 | 本体カバー | 日塗工 S3-309 | |||
本体ベース | 日塗工 S2-1034 | ||||
振動機質量(kg) | 1.7 | 3.3 | 5.3 | 12.3 | |
許容最大 ボウル |
ボウル径(Ø) | 120 | 150 | 250 | 310 |
ボウル質量(kg) | 0.3 | 0.6 | 2 | 3 | |
許容ワーク質量(kg) | 0.2 | 0.4 | 0.8 | 1.5 | |
使用温度(℃) | 0~40 | ||||
使用湿度(結露しないこと)(%/RH) | 10~90 | ||||
適用 コントローラ |
単機能版 | P212 | P312 | ||
高機能版(フィードバック) | P212-F | P312-F |
形 式 | 230A | 300A | 390B | 460B | |
---|---|---|---|---|---|
入力電圧 AC(V) | 0~250 | ||||
消費電流(標準ボウル)(mA) | 90 | 165 | |||
共振周波数(標準ボウル)※1(Hz+/-10Hz) | 165 | 152 | 120 | 100 | |
ばね角度(標準)(θ°) | 15 | ||||
圧電素子型式 | SR-5086A1 | SR-65100A1 | SR-68105C | SR-80116A | |
圧電素子使用枚数(枚) | 3 | ||||
塗装色 | 本体カバー | 日塗工 S3-309 | |||
本体ベース | 日塗工 S2-1034 | ||||
振動機質量(kg) | 17.8 | 32.6 | 54 | 105 | |
許容最大 ボウル |
ボウル径(mm) | 370 | 500 | 620 | 760 |
ボウル質量(kg) | 5 | 8 | 14 | 25 | |
許容ワーク質量(kg) | 2.5 | 3 | 5 | ||
使用温度(℃) | 0~40 | ||||
使用湿度(結露しないこと)(%/RH) | 10~90 | ||||
適用 コントローラ |
単機能版 | P312 | |||
高機能版(フィードバック) | P312-F |
- ※1搭載するボウルの仕様により、変化します。
- ※2ワーク質量は、容量とは異なります。容量につきましては、素ボウル寸法表をご参照願います。
- ※3ワーク質量の変動による搬送速度の変動が大きな場合は、フィードバックコントローラをご使用ください。
ボウルフィーダ標準寸法表
円筒ボウル
形式 | PEF-150A | PEF-190A | PEF-230A | PEF-300A | PEF-390B | PEF-460B | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Ød | 150 | 190 | 230 | 300 | 390 | 460 | ||||
R※1 | 125 | 155 | 185 | 250 | 310 | 380 | ||||
|
185 | 235 | 260 | 280 | 325 | 395 | ||||
H※3 | 205(225) | 280(305) | 310(340) | 350(390) | 405(455) | 493(558) | ||||
A±10※4 | 90 | 115 | 140 | 175 | ||||||
A±15※4 | 235 | 280 | ||||||||
B※5 | 50(30) | 70(50) | 120(100) | 150(120) |
(単位:mm)
本寸法表は、アウトサイドツーリングの場合を示します。
- ※1サイズ別による限界を示します。
- ※2トラック巻数標準(2巻)の場合です。特殊(3巻)の場合は、プラス10~20となります。
- ※3( )内寸法は、トラック巻数特殊(3巻)の場合です。
- ※4本寸法は、一応概略寸法と考えてください。
- ※5( )内寸法は、ワーク板厚1mm以下の場合です。
段付ボウル
形式 | PEF-230A | PEF-300A | PEF-390B | PEF-460B |
---|---|---|---|---|
d | 280 | 400 | 480 | 550 |
(h)※1 | 270 | 315 | 355 | 445 |
H※2 | 300 | 355 | 405 | 513 |
A±10※3 | 120 | 170 | ||
A±15※3 | 210 | 255 | ||
B※4 | 50(30) | 70(30) | 120(100) | 150(120) |
(単位:mm)
本寸法表は、標準段付ボウルの簡単なインサイドツーリングの場合を示します。
- ※1標準段付ボウルの簡単なツーリングの場合を示します。複雑なツーリングの場合は本図寸法より低くなります。
- ※2トラック巻数標準(2巻)の場合です。
- ※3標準段付ボウルの簡単なツーリングの場合を示します。複雑なツーリングの場合は本図寸法より低くなります。
- ※4( )内寸法は、ワーク板厚1mm以下の場合です。